水戸市医師会

会長挨拶

水戸市医師会第19代会長 上甲 宏

会長 上甲 宏

水戸市医師会ホームページは平成8年に開設、数度のリニューアルにて現在に至っており、今回私が挨拶を書くこととなりましたが、代々受け継がれている文章を利用させて頂いていることをご了承ください。

 水戸市医師会は、茨城県の県都の医師会として、常に「進取の気象」と、先達に学ぶ「彰往考来」の精神とを医師会運営の基本理念として、定款に定められた目的に従って、事業を遂行してきました。

 医学・医療の進歩、疾病構造の変化、加えて予想を上回る少子高齢化の進行は、医療のみならず保健・福祉においても、大きな変革をもたらしており、水戸市医師会の活動も地域の保健・医療・福祉、さらには介護に対する包括的地域医療への取り組みに、その中心が移ってきております。

 ますます厳しくなる医療環境のもとにあっても、水戸市医師会では率先して、幅広い分野での地域医療・保健・福祉活動を展開しております。これまでの多くの実績を踏まえて、行政や関連諸団体とも緊密な関係を築く一方、さらに新しい情勢での対応や協調もまた要求されるようになりました。

 在宅医療関連では、「水戸市医師会訪問看護ステーションみと・あかつか」は、多くの会員の先生方から指示書を頂き、活発な活動を続けています。更に「水戸市医師会介護保険センターみと・あかつか」の共同運営により、水戸近隣の住民の方々の在宅医療・福祉・介護の重要な一翼を担っております。

 また、水戸市介護認定審査会や水戸市障害程度区分審査会の中核的役割を努め、水戸市にとっても医師会の存在は、不可欠のものとなっております。

 在宅医療が進みますと益々、病院と診療所間、診療所同士の連携、すなわち病診連携が必要かつ重要なものとなり、また、病院をも含めた医療における機能分担と連携が必須のものとなることは明らかです。この目的のため、医療機関の内容を網羅した「水戸医療機関マップ」を発行しました。水戸済生会病院に設置している「水戸市医師会病棟」や、水戸赤十字病院と取り交わした「開放型病床」も同じ目的によるものです。今後とも連携の在り方について、さらに検討を深めて行く所存です。

 休日・夜間の緊急医療としては、水戸市から委託されて昭和48年より「水戸市休日夜間緊急診療所」を運営しておりますが、平成14年から「小児科平日夜間緊急診療」も運営し、現在のところ順調に推移しております。

 各種健康診断事業も、市民がいつでもどこでも受診できることを目指して、医療機関における施設健診を充実させると共に、子宮がん検診においては、対象年齢をいち早く25歳、乳がん検診では30歳に引き下げることを実現し、胃がん・肺がんの施設検診は、検診精度向上のため各施設での判定と医師会で行う読影委員会との二重判定法などにより、その利用者は年々増加しております。

 その他の地域医療対策として、予防接種関連では水戸市は個別接種のみとなりましたので、水戸市医師会員が対応しています。また、接種の広域化も模索し、大洗町住民も水戸市内で接種できるようになり、小児のインフルエンザワクチン接種に対し水戸市からの補助も取り付けました。また、母子保健・乳幼児保健事業、学校保健関連事業への協力参加のほか、感染症対策や救急災害医療対策、産業保健に関しては、「水戸地域産業保健センター」を厚生労働省からの委託事業として運営、小規模事業所の産業衛生に協力する一方、産業医の研修にも力を入れています。

 さらに看護師の養成を重要と考え、准看護師養成と看護師養成を併設した「水戸市医師会看護専門学院」の運営もしております。詳細はHPを御覧ください。

 水戸市医師会は、会員の福利や学術の面でも種々の活動を行っておりますが、多岐にわたるこれらの活動を通して地域医療の発展に努力していることをご理解いただき、ご協力、ご指導をお願いしたいと思います。

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