水戸市医師会

会長挨拶

水戸市医師会第20代会長 原 毅

 平成27年4月に「弘道館」・「偕楽園」をはじめとする水戸の教育遺産群が日本遺産として認定されました。「弘道館」は、水戸藩第9代藩主徳川斉昭によって創設された日本最大規模の藩校であり、医学・薬学・天文学・蘭学にまでおよぶ幅広い学問を取り入れた、現代の総合大学とも言える場所でした。この弘道館を舞台に「水戸学」が発展し、吉田松陰や西郷隆盛をはじめとした多くの幕末の藩士にも大きな影響を与え、後の明治維新の原動力となったのです。「弘道館」の”学問は一生”という教育政策が根付いた土地「水戸」で明治26年に水戸市医師会の前身である「水戸医師会」が設立され、以来、120年以上の歴史と伝統のある医師会として、市民の皆様の安心な暮らしと健康を守る為に様々な活動を行なっております。

 水戸市医師会は「水戸市休日夜間緊急診療所」を昭和48年から運営しております。平成14年からは小児科、平成22年からは内科「平日夜間診療」も始め、午後7時30分〜午後10時30分の小児科および内科は365日、水戸市医師会の会員と近隣市町村の医師の協力により行なっております。

 また、在宅医療介護保険関連事業として、「水戸市医師会訪問看護ステーションみと・介護保健センターみと」の運営を行なっております。平成5年に「水戸市医師会訪問看護ステーションみと」を開設以来、20年以上の実績があり、1ヶ月に170件余り、訪問回数800回に達する訪問看護事業を行なっております。団塊の世代が75歳以上になる2025年に向けて、所謂、地域包括ケアという施策が行なわれます。これは現在主流となっている病院での入院治療や、施設入所での介護から、入院や入所の機会を減らし、地域の人々がお互いに支え合い、地域の中でくらしていくという仕組みだそうです。地域包括ケアというシステムになった場合、在宅での地域住民ケアの中心は、何と言っても訪問看護師の存在が必要不可欠となるでしょう。更に「水戸市医師会訪問看護ステーションみと」では開設以来、在宅医療事例検討会を主催し、医師、看護師、ケアマネージャーや行政の皆様など、医療介護に携わる様々な職種の方々との意見交換等を行なっております。

 さらに、医療・保健・福祉に欠くことのできない看護師養成を重要と考え、看護師養成と准看護師養成の併設した「水戸市医師会看護専門学院」を運営しております。准看護師資格試験の合格率は10年以上100%、看護師国家試験合格率も全国平均を上回る成績を収めており、多くの卒業生が地域医療の担い手として活躍しております。現在の「水戸市医師会看護専門学院」は建築から50年近く経過し、老朽化が目立ち、あわせて東日本大震災の影響で、建て替え工事を平成27年4月から着工しました。現在建設中で平成29年春の完成予定となっております。

 その他、水戸市医師会は、乳幼児健診、予防接種、特定健診、各種がん検診、また学校医業務等を幅広く行なっており、市民の皆様が安心して暮らせるよう、医師としての誇りを持って地域医療の充実に取り組んで参ります。

  平成27年7月23日

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